私はこんな人です

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10年前のことです。

私は住宅の仕事をしたいという想いで、業界
No.1を誇る会社に設計担当として就職しました。

会社に入ったばかりの私はわからないことだらけで、
何から学んだらいいのかさえわかりませんでした。

何が良くて何が悪いのか、自分の作る間取りは本当に
最高のものなのかと不安になり、悩んだこともあります。

一生懸命間取りを作り、営業担当に渡して苦笑いされたこともありました。

私を担当から外したいと言われたこともあります。
とてもショックを受け、自分の力のなさを痛感させられました。

ミスをしてお客様からクレームを受け、
自分
が情けなくて泣いたこともあります。

そんなことを何度も何度も経験しました。

でもあるきっかけで私の中で変化が起こりました。

間取りの師匠である上司から、

「お前は自分の作った間取りに住んでるか?」

と言われました。

“住む人の生活をイメージする”

これはごく当たり前のように聞こえるかもしれません。

「リビングが南に面してて明るくなりそうだね」
「キッチンと洗面所が近いから家事が楽そうね」

それは確かに大切なことです。

頭の中でその家に住んでみる、ということは
そのもっともっと先のことです。

「キッチンに立ったら子どもの姿が見えそうだね」
「この扉、買い物から帰ってきたら買い物袋が邪魔で開けにくそう」

“おはよう”から”おやすみ”まで生活して
みないと気が付かないことがあります。

今住んでいるお部屋でも、この扉開く方向が
逆だったら、開き戸が引き戸だったら、と思うことはありませんか?

「なんでこんなとこにスイッチがあるの?」

そのように気付いたのはいつですか?
その場所に住み始めてからではありませんか?

家を建てた方で
「家に住んでから初めて気が付いた!」
とおっしゃる方は実は非常に多いです。

でも住んでから気が付くなんて、悔しいじゃないですか。

せっかく高いお金を払い、苦労してマイホーム
を手にいれたのに、住み始めてから
「失敗したなぁ」
と後悔するなんて、経験したいわけがありません。

私はその人の生活を考えるようになってから
色々なことに気が付くようになりました。

そして気が付いたことに気を配りながら間取
りを考え、自分の感じたことをそのまま伝え
るようになりました。

「中村さんの意見を聞きたいです」

気が付くと、そんな言葉を多くもらえるようになり、営業から
も信頼され、その会社で最も忙しい設計担当になりました。

入居されたお客様のお宅を訪問しても、皆さま笑顔で迎えてくださいます。

その方達に共通して感じてもらえていることは、

「不安でいっぱいだったけど、自分達では気付かなかったことを
細かく教えてもらい、満足する家を建てられました」

私は多くの方に同じように感じてもらいたくて会社を退社し、
独立しました。
会社にいると色々な制限をされ、私が求めていることが自由にできない
ためです。(色々な人にかなり反対されましたが)

あなたにも同じように、家づくりを笑顔で楽しんでもらいたいです。
あなたの家づくりのお役に少しでも立てたのなら、嬉しい限りです。

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